うちのこ

2015年4月からワーキングマザーとして働くハハがお仕事や子育てやそれ以外をつづります

3年間の保活で学んだこと

先日、認可保育園の入園申請書を市役所に提出してきました。2歳の姉(小規模園を卒園予定)・0歳の弟(まったくの新規)がいる我が家の保活は、3年目を迎えます。さすがに3年目にもなると書類作成もスムーズ。なんだかな。後は結果の通知を待つのみです。

ここで、保活1年目に知っておきたかったーということをまとめておきます。

※あくまでも私個人のケースです。住んでいるのは東京都近郊の郊外都市です

 

市役所にいって自分の点数を知る

市役所で認可保育園を管轄している窓口にいくと、昨年の基準を元に自分の点数をざっくりと教えてくれます。まずは自分の立ち位置を把握しましょう。

点数が低い場合は認可外(認証)保育園への早急な働きかけが必要です。私は5月の中旬に行きました。

通わせたい園がわかっている場合は、昨年の最低合格点もあわせてきいておきます。

7月くらいまでに認証保育園の待機リストに名前を書いておく

市役所で点数を聞いたら、保育園の一覧もついでに入手しましょう。昨年の保育園申請書類でもよいと思います。

その中に、認証保育園の一覧も載っているはずです。通える範囲のところを絞り込み、上から順に電話をかけて、来年度の申し込み受付が始まっているか確認しましょう。

始まっていれば見学の予約を入れます。秋から受付開始のところもあるので、要確認です。

 

今回は、弟を妊娠中の時から保育園見学を始めました。産休に入ってすぐなので、5月中旬です。産後すぐにはなかなか動けない・真夏は暑い・子どもの体調不良のリスクも鑑みると、5月ごろから保活をある程度進めておくというのは自分自身の安心にもつながるように思いました。1週間に1~2園みておくぐらいのペースです。

 

先着順で入園が決まってしまう認証園に最初に行って待機リストに名前を書き、その後、ゆっくり認可園を見比べていくと無駄がないです。お姉ちゃんを預けている小規模園に確認したところ、8月にはすでに0歳児の先着枠は埋まっていました。

4月は年度始まりで混乱しているだろうから避けていたのですが、4月からアタックしているひともいるんだろうか…。

 

ちなみに、産後、見学を再開することができたのは10月の半ば。生後4か月は過ぎていました。

 

園見学はしておいて損はない

今回、見学した園の数はトータルで7か所。これまでの保活分も合わせると10か所ちょい回った計算になります。(複数回行ったところもあります)

 

ちなみに保育園見学とは、
園長先生、もしくはそれに準ずる先生が 施設の中をみせてくれたり、どんな保育をしているかを説明してくれる場です。個別対応してくれるところがほとんどですが、人気園の場合は、ツアーのように複数世帯をまとめて案内するところもあります。10時台(園児たちがお散歩にいくあたり)や、お昼寝どきにみせてくれるところが多いです。

 

私は、自分の考え方と大きく違うところや、これはちょっと…という園を候補から外すために行っていました。幼稚園とは違い、保育園はとにかく入れればどこでもいい、となりがちだけど、個人的には「ここは、子どものことを大切にしてくれるのか」をすごく気にしていました。(正直、1年目の保活の時はそこまで見る余裕はありませんでした。通勤経路から外れないかとかをすごく気にしてた)

 

インターネットやママ友からの情報ももちろん参考になるのですが、一番は、親としての自分の直感じゃないかなと思います。というのも、園見学を重ねていくなかで「あれ?」と思わせられる園があったからです。

 

1.お散歩に連れて行ってくれない

ひとつめは5月にお邪魔した園。4月に新規開園して、1か月半が過ぎようとしているタイミングでした。外から見える園舎はとても明るくきれいで、気になっていた園です。園長先生もほがらかでやさしい印象を受けました。

が、10時台。普通の保育園ならお散歩に出るタイミングですが、その気配が見られません。

「お散歩は、どのあたりにいくんですか」とたずねたところ、

「まだ、不慣れなもので行けていないんですよ」というびっくりした答えが返ってきました。もう5月です。目の前には結構ひろい公園もあります。

いわく、新園でばたばたしており、このあたりの地理に職員も不慣れのため行けていないということでした。「その代わりに屋上やデッキなどで遊んでいます」ということでしたが、そんなに広くない…。子どもにとって外で自由に遊べないというのは結構きついのでは、と思ってしまいました。

この園に実際に通わせているお母さんに聞いたところ、お散歩に連れだしてくれたのは10月に入ってからだそうです。

 

2.さりげなくディスられる

 「まだ歩けない子どもを、7時から18時まで預けるのはどうかと思いますけどね」

とさらっと園長先生がおっしゃっていた園もありました。長時間預けるのは子どもに良くないというのは親なら痛いほど認識しているはずで、それでも預けなければいけない理由があるから預けているのに、そう言われるのはちょっとツライものがあります。

 

3.ちょっと余裕がなさそう

見学の際、廊下からさっとみる程度で部屋の中まで入らせてくれなかったり、保育の日常について話してくれない園も候補から外しました。その園はずっとスタッフ急募の貼り紙がずっと貼られており、余裕がないんだな…と感じました。 先生の入れ替わりがあまりにも激しいと、子どもが慣れるのにも時間がかかりそうです。親もそうですよね。

 

 4.大人側を向いているのか、子ども側を向いているのか

さきほどあげた園は、いずれも大人側への配慮は手厚くされているように感じました。

通された応接室はきれいで、飾り棚にはマグカップなどの美しい調度品が並んでいました。ここに子どもたちが入ることはないのでしょう。

また、お迎えのときに保護者への引き渡しが行われる玄関ホールには大人の女性用トイレが整備され、ちょっと腰かけられるベンチもおいてありました。園長先生いわく、お母さんたちにもほっと一息つける場を提供したかった、ということ。そのコンセプト自体は良いと思います。

 

でも、保育園でメインで過ごすのは大人ではなく、子どもたちです。

 

ぶっちゃけ、私は施設が新しくなくてもよくて、大事なのはそこで自分の子どもたちが健康的に遊べるか、安心して過ごせるかを一番に知りたかった。

だって朝の8時から夕方の18時まで、少なくとも10時間は過ごす場所なんです。

3年の保活を通じて、ここはいいな、と思った園はとても古い園舎でしたが、広い園庭で子どもたちはのびのびと遊んでいました。連れていった我が子に無邪気に話しかけてくれる子どもたち。そして園長先生はムスメに「何ちゃん?」と名前をきき、すっと抱っこして「みてみて。おねえちゃんたち遊んでるねぇ」と話しかけてくれました。 そういったふるまいを見せてくれたのは、その園長先生だけでした。

 

ここからはムスメ(来年度、3歳児)が通う園を選ぶにあたって気にしていたポイントです。 

5.布おむつか、紙おむつか

布おむつであれば、登園時に毎回はきかえさせる必要があります。0歳からそれで慣れちゃえば別にどってことなさそう。ムスメは今まで紙おむつだったので、いまさら布というのはきついかと思いました。

 

6.左利きへの理解はありそうか

ムスメが左利きなので聞いていました。矯正したい場合は言ってください、という園もありました。

 

7.トイレトレーニングの考え方

2歳児クラスになったら一律に始めて3歳までにはオムツとります!という園と、その子その子に合わせます~という園に分かれます。個人的には一律ではなく、その子自身の発達のスピードに合わせて始めるのが良いと思います。ムスメは3月生まれなので特にその思いが強いのかも。(2歳9か月でやっと保育園でトイレの成功数が増えてきた。4~6月生まれの子はもう取れているのでほんとうに個人差が大きい)

ちなみに1つだけ見学した幼稚園では年少クラスに入ったら、オムツが取れても取れていなくてもパンツで過ごしてもらいます!というスタンスでした。6月ころには取れてしまうとのことです。でもおもらし、やだよねぇ。

 

8.リトミックなどの習い事的なカリキュラム

0〜2歳児まではあまり関係ないです。しかし、3歳児以降になると習いごと代わりにそういったカリキュラムがあると喜ばれるらしい、です。

 

市役所に申請書類提出、1回で終わると思うな

私の住んでいるところは申請書類がわかりづらく、余裕をもって2回ほど窓口でチェックをしてもらっていました。職場に書いてもらう書類に不備があった場合も、早めにわかればすぐに修正をお願いできますし。

点数低くて認可園の見込みなし、認証園も100人待ち。でもあきらめないで 

1年目の私がそうだったのですが、認可園の合否がわかる時期からも勝負できます。

認証園の待機リストに名前を書いているひとは(私もそうですが)認可園や複数の認証園と掛け持ちをしています。それゆえ、認可園の合否がわかる時期にはどんどん繰り上がっていくのです。100人待機リストにいても、実際は30人くらいです、という話をとある園の方から聞きました。また、認可園の合否がわかった日から先着順で申し込み受付開始という園もありました。

 特に0歳児であれば、小規模園や保育ママでも十分だと思います。

また、3歳児になるととたんに入りやすくなると市役所の方も言っていました。私立幼稚園という選択肢が出てくることと、入園可能人数がそもそも多くなることが理由だそうです。

 

結局、行き場がなければ職場復帰もできないので、贅沢は言ってられないという部分もあります。が、最低限このラインだけば譲れない、というのが誰にでもあると思います。入園したものの、子どもが全然楽しそうじゃない、元気がなくなっていくという事態は避けたい、絶対に。

つらつら書きましたが、3年目の保活…。今年で卒業できるのでしょうか。

 

 参考までに、1年目&2年目の記録です。

kekotinn.hatenablog.com

 

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