今年の夏休みはどこへ行こうかな、と考えたときに20代の頃に会社の同僚たちと行った伊豆の白浜が思い浮かびました。
沖縄に引けを取らないくらいの透明度と白いさらさらした砂浜で、とっても気持ちよかった。3歳になったムスメは保育園で毎日プールに入り、顔もつけられるようになって水遊びが好きだから、綺麗な海を見せてあげたいな。そう思ったらもう南伊豆しかない、と思って8月の上旬に宿をとりました。8月は混むだろうから9月のなるべく早い木金土の2泊3日で即決。コスパが良いという口コミと、波打ち際まで徒歩1分、という立地が決め手でした。
南伊豆、意外と遠かった
都内近郊の西側に住んでいる私たちですが、弓ヶ浜までは車で約3時間12分(Googleマップ調べ)。やだーけっこう近いじゃん!と錯覚したのですが、3歳1歳の子ども連れの旅行、そう簡単にはいきません。行きはアニマルキングダムに立ち寄って宿に向かったのですが、9時過ぎに出てアニマルキングダムでお昼ご飯にありつけたのは14時すぎ、宿へついたのは18時すぎでした。
しかも途中で車酔いをしてしまい、3歳1歳ともにほぼ同じポイントで吐くという予想外の事態に。135号線を通るルート、網代~宇佐美のあたりです。これまで子どもが車に酔った経験がなく、こちらも危機感が薄かったのですが、くねくねと曲がる道、お姉ちゃんが静かになったなと思ったら「きもちわるい…」と言い出し、弟はやたらウーウー言うなぁと思ったらいきなりのリバース。途中のセブンイレブンで夫婦ふたりで対応に追われました。ふと隣を見ると青い顔の大学生たちが座り込んでいました。大人でもしんどいポイントっぽい。
動物が近すぎて最高
結構奥地にあるのですが、子連れにおススメしたいのが「伊豆アニマルキングダム」。
なんといっても動物が、近い!キリンやシマウマ、ダチョウなどにエサをあげられます。(エサ代100円)特にキリンの近さが異常。
近すぎてビビる3歳姉と、怖がらない弟の対比がおもしろかったです。どちらかというと大人の方が興奮していました。
あとは時間帯によってホワイトタイガーにエサをあげられたりもします。
ホワイトタイガーやライオン、チーターなんかもガラス越しすぐにいるので、とっても見やすいです。平日夕方に行ったのがよかったのかもしれませんが、人も少な目でゆったり見られました。
ふれあい広場では、カピバラやアルマジロなんかも抱っこさせてくれます。飼育員のお姉さんがやさしくサポートしてくれて、ガチガチの姉とアルマジロの2ショット、カピバラのお尻をガシガシ撫でまくる弟のショットなどが撮れました。広さもちょうどよく、お昼ご飯ふくめ3時間くらいゆったり過ごせます。
もう少しお土産売り場に力を入れてくれたら、なにか買ってしまったのに…。
子連れにやさしい宿
休暇村南伊豆では、朝夕バイキングつき・和洋室のプランでした。
ごはんのおいしさは普通かな。各種お刺身、アジのタタキ、お寿司(アルバイトさんが握っている感じだけど)があるのは海が近い立地ならではでしょうか。でもいろんな種類があって、0歳3歳でも食べられるものが何かしらありました。チョコレートファウンテンがあって、小学生ぐらいの子どもたちに人気でした。
時期的なのか乳幼児~小学生を連れてのファミリーが多く、多少騒がしくしても気になりませんでした。ハイチェアや子供用カトラリーなども準備されていて、そのあたりは何も気にする必要なし!という感じ。
部屋はとてもきれいで、子ども用のアイテムも無料で貸してくれるのが助かりました。
補助便座、踏み台、オムツポッド、子ども用まくら、子ども用歯ブラシ(入れたつもりが忘れてて焦った)などなど、いたれりつくせり。使用済みのオムツがニオイの出ないゴミ箱に捨てることができて、なおかつ処理もしてくれるのはありがたいです。
お風呂にも0歳児を座らせられるイスがあって、自分が身体を洗っている間、そこに座らせておけます。ムスコは抜け出してしまい、近くのおばさまにあやしてもらってました。ぬるめの湯船もあるので、一緒にゆったり浸かることも可能。
部屋から見える景色は海、ではなくどちらかというと松林ビュー。その隙間から海もみえます。普段ふとんで寝ている我が家は和室がよかったけれど、でも和洋室も広めで過ごしやすかったです。子どもたちと夫は和室に布団を敷いて寝ていたけど。ベッドあるのに…。
念願の海
心配していた天気も回復し、2日目はいよいよ海へ。
9月上旬、少し風はあるもののクラゲはおらず、日差しはあってほどよい気候でした。水着だけだと少し寒いけど、上にTシャツを羽織っていれば全然問題なかったです。
休暇村のビーチショップが出ていて、サンシェードテントも1000円で貸してくれます。(うちは借りなかったけど)太っ腹。
が、ここにきて、1歳3か月の弟が大泣き!砂が気持ち悪いのか、波が怖いのか、とにかく降ろすと泣いてしまうので常に膝の上に置いてました。かろうじて砂遊びをちょこっとする程度。10時ごろでちょうど眠いタイミングだったせいもあるかもしれません。姉もそういや沖縄の海で大泣きだったな。
一方、3歳6か月になった姉は大興奮!波が打ち寄せるのが面白いのか、海にダーッと走ってはキャハハハと笑っていて、連れてきてよかったと心から思いました。そう、その笑顔がみたかったんだ。透明度も高く、砂もさらさらで気持ちがよかったです。
砂遊びもずーっとしていたので、砂遊びバケツやスコップを持っていくと楽しめます。(これも休暇村で貸してくれるっぽい)
海の後は無料で温水シャワーも貸してもらい、ありがたい~といいつつ一番風呂へ。
キンメダイとアジを堪能
お風呂のあとのランチは車で下田まで向かい、キンメの煮つけとアジフライをいただきました。
半個室になっているので子連れでも安心。子どもたちも、もりもりお魚をいただきました。今回、宿やアクティビティは私が探し、ごはん選びを夫にやってもらったのですが、担当を分けると旅がより楽しめる気がしました。全部ひとりで決めるのは大変だし。
イルカ!イルカ!イルカ!
3日目、宿をあとにして向かったのは伊豆・三津シーパラダイス。
本当は下田海中水族館を狙っていたのですが、10時台の弟くんお昼寝タイムに少しでも車を東京に走らせておこう、ということで距離のかせげるシーパラへ。
ここも、規模はそこまで大きくないのですが、動物との距離が近い!
特にイルカとの距離がとても近く、イベント以外の時間帯もボール遊びをしているイルカたちがすぐそこにいます。ガラスもなく、たまにボールや水しぶきがかかるぐらいの距離。
セイウチやイルカのショーは、正直大人たちの方が楽しんでいたかな。でも動物好きの弟はあ!あ!と声をあげて反応していました。
子どもたちの反応が一番よかったのは、帰りがけに寄ったボールプールエリア。帰宅前の最後にテンション爆上げで1時間近く遊んでいました。もはや水族館関係ない…。
旅は楽しいな
最後は子どもたちも車で爆睡し、家につきました。と書ければ万々歳なのですが、1歳弟は途中のインターで夕飯を食べて1時間半、家につくまで車でずーっと泣きっぱなしでひょえーと無の境地で帰りました。3歳になるとそのへんは楽です。弟が泣き叫ぶ中でも、すっと寝入ってくれます。姉、ありがたい。
ムスコはさんざん泣いたあと、大好きなパパに(やっと)抱っこしてもらって3分後に落ちていました。その早さ、車内で披露してほしかった。
とはいえ今回の旅はめっちゃ楽しかったです。子連れならではの思うようにならなさもありますが、だいぶ慣れてきたのかもしれません。夫にイライラもせず、これまでの旅よりもあまり疲れない旅になりました。
子どもが生まれ、彼らにいろんな風景を見せてあげたくなっています。次はどこへ行こうかな。