うちのこ

2015年4月からワーキングマザーとして働くハハがお仕事や子育てやそれ以外をつづります

週1で在宅勤務を半年続けてみて思ったこと

今年(2017年)の4月に復帰してから、育児との両立のために週1で在宅勤務をさせてもらっています。始めて半年がたち、思いが自分なりにまとまってきました。

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最初に良かったことをざっくりまとめると

「30分や1時間で終わるタスクに、半休や全休を使わなくてもいいので業務への影響が最小限」

「有休をイザという時のため(子どもの体調不良とか)にとっておける」

「気力体力のバッファを保ちやすい」

だと思います。

 

PCがあれば大丈夫なデスクワークなのと、会社のインフラが整備され理解があること、通勤時間が往復3時間ということを前提条件として最初に書いておきます。ではお時間がある方はここからもおつき合いくださいませ。

 

良かったところ

1.個人面談など、ちょっとした保育園の用事に対応しやすい

30分ぐらいのために半休を取らなくてもよいのは本当にありがたいです。朝イチに面談時間を設定すれば、業務時間前に終わらせることもできます。

 

2.病院につれていきやすい

きょうだいのうち、片方だけ病院に連れて行きたい、とか予防接種を受けさせたい、という時に早めにお迎えにいって対応することができます。

 

3.朝、子どもに「早く早く」って言わなくていい

いつもよりは余裕があるので、ちょっとした甘え(靴をなかなか履きたがらない、お支度をダラダラする、抱っこ〜などなど)も笑顔で受けとめられます。何気にこのメリットは大きい。実際せかしたところで子どもの行動はあんまり早くならないし、たかだか5分程度なんだから気持よく受け止めよう、と普段の接し方も変わりました。でも焦ってるとつい、早く!早く!って言ってしまう…

 

4.本当に疲れきって体調を崩す前に整えられる

立ちっぱなしの通勤がないだけで、体力の消耗具合が違います。実際、病欠が減りました。ちょっと疲れたな、という時は昼休みに身体を休めたりもできます。誰にも邪魔されず、迷惑をかけずに。

 
5.料理ができる

少し手をかけた料理を集中してつくれます。手馴れているひとなら、作り置きもできちゃうだろうな(私はそこまで手が回りませんが)。

 

6.掃除ができる

散らかった部屋を片付けてルンバをかけられます。子どもがいると、片付けたと思ってもすぐに空き巣に入られたレベルまで散らかりませんか?散らかった部屋で朝ごはんの納豆とか足の裏についたりするとあーあ、という気持ちになります。弟くんはルンバか大好きですぐに上に乗りたがるので、自分のペースで掃除ができるこの時間は貴重です。

 

7.役所にいける

保活の申請などができます。今年ももうすぐですね。まずは書類を取りにいかねば。

 

8.自分の病院もいける

子育てしてると自分の病院ってあとまわしになりがちだと思うのですが、30代半ばになると健診でひっかかる項目も出てきたので、通院時間を確保できるというのは大事です。

でもしんどいときは病院いくより家で少しでも横になっていたい…。じーちゃんばーちゃんが多い地域なので、朝の病院は待ち時間も長く、消耗戦ですし。

 

工夫が必要なところ

1.自分で自分を律する

他人の目は思うより自分を集中させる効果があると思います。受験勉強の時、私は自宅よりも塾や学校、図書館の方がはかどるタイプでした。それと根本的には一緒かなと。

そのため、オフィス同様の集中度を保つために仕組みづくりが必要と感じています。例えば、グーグルカレンダーにその日やるタスクを組み入れて時間がきたら通知が飛ぶようにしたり、デスクの上に余計なものを置かないとか。

 

2.社内のメンバーとのコミュニケーション

普段からチャットツールが主なツールなのだけれど、テキストコミュニケーションは対面とはやはり違います。

自分が思うより、きつく伝わることもあるし、言葉が足りなかったなと思って入力したあとに編集することも私は多いです。やわらかく伝えるために絵文字を使ったり、ビックリマークを多用したりもします。反射神経も必要だし、とはいえ配慮した文面をつくろうと思うと結構気を遣います。(私はどちらかというとぶっきらぼうになりがちです…)

逆もしかりで、すごいムッとしている?と思って後で話すとそうでもない、ということも。これはLINEふくめ、テキストコミュニケーション全体的に言えることだけど、視点が狭く思い込みが強くなりがちな面があると個人的には思います。なので混み合った話になる場合は、出社のタイミングで別途話しましょう、とすることが多いです。

また、業務以外の(無駄な)コミュニケーションがとりづらいこともあります。

テキストコミュニケーションのよいところは、文字で残せるので後で振り返られるところ。仕事上は大変重宝しています。

でも、やっぱり飲み会にいくとみんなの仕事以外の側面がかいまみえて嬉しいしおもしろいので、もっと話したいなという気持ちがつのります。話さないと話せなくなる気がしませんか?

 

3.信用貯金が必要

チームメンバーや会社から、このひとは在宅でもちゃんと業務を進めている、という信用がないとなりたたない形態だと思います。(現に、入社直後に相談したところ、現時点では難しいですね〜と断られたことがあります)なので、出産前から在籍していて、信用貯金を積んでからの方がお互いやりやすいのではないでしょうか。

 

4.つい残業したくなる

いつもよりも業務が立て込んでいる、という場合は、通勤時間分を仕事にあてることも可能です。でもこれをやり始めるとキリがなくなるので、私は極力定時であがるように心がけています。

 

これからの働き方で悩む。フル在宅勤務って?

私にとって、週1の在宅勤務はちょうどよいバランスなのかもしれません。申請を快諾してくれた会社には本当に感謝しています。

同時に、時短勤務をいつまで続けるのか?という問いが常に頭に浮かんでいることも事実です。

今のエリアにそのまま住み続けるとしたら、通勤時間の関係上、10-19時のフルタイム通勤というのは難しそう。時間外保育を毎日利用すれば8時半-17時半がギリギリできそうですが、親子共々へとへとになりそうです。

であれば、時間をずらして週5の在宅勤務はどうか。現時点では、それもやっぱり自分には向いていないような気がします。

オフィスに出社するというのは、仕事とプライベートが切り替えられたり、会社のひとたちと直接話せたりするメリットがあって、それは結構大きいなと。同じ釜の飯、じゃないけど、いろんな体験を共有していると距離が縮まるってありませんか。働く母である以上、どこかしらで割り切りが必要なのかもしれません。

 

 そういう意味では職住近接が最強なんだけど、今住んでいるところもなかなか気に入っているし、引っ越すわ!という決断も簡単にはできません。もしくは家の近くにシェアオフィスができて、そこで仕事ができるようにするというのも一案でしょうか。セキュリティ面などもあるし、すぐにできるかどうかはわかりませんが。そうすると残る問題はコミュニケーション面ということになります。この解決策はまだ見つけられていません。

 

結論

在宅勤務はとてもよい制度です。育児と仕事とを両立をする上で、気力体力のバッファを確保できるのは本当にありがたい。もっと広まればいいのにと心から願います。

ですが、週5在宅勤務はどうか?となると個人の向き不向きがとてもあるように感じます。あくまで私の場合ですが。

集中を保つコツや、遠隔コミュニケーションの取り方など、在宅勤務でいい感じにやってるよ!というナレッジがあれば知りたいなぁと思う今日この頃です。