うちのこ

2015年4月からワーキングマザーとして働くハハがお仕事や子育てやそれ以外をつづります

4月から小学1年生になります

世間はコロナでざわついているけれど、上の子がついに保育園を卒園した。

 

卒園式は実施されるのか危ぶまれたけれど、卒園児と保護者と先生だけで縮小した形で実施された。縮小、といっても第一子のお母さんたちはこれまでの式の様子がわからないのもあって、充分すぎるほどだった。

もちろん全員マスク着用で、一生懸命うたを歌っている時にモゴモゴとマスクが動いているのがかわいかった。我が娘は途中で大あくびをかましていた。

 

卒園式には編み込みをしてあげたくて、それまでひとつ結びやふたつ結びがせいぜいだったけれど、知り合いに教えていただき、その後も練習した。娘も半月ぐらいつきあってくれ、一度もイヤだとは言わなかった。

 

当日は本人がセレクトした黒のカチューシャと、飾りつきのゴムをつかってセットした。カチューシャ率が結構高くてびっくりした。

 

まだ弟が在籍しているので、親としては保育園からの本当の卒園ではなく、まわりの第二子以降のお母さん達が名残惜しげにカメラをパシャパシャしているのを横目に、どこか現実味がなかった。

 

ただ、3歳児から転園して、当初あんまり馴染めなかった娘が、友だちとうんていをしながらはれやかに笑っている姿を見てじーん、としてしまった。

 

1歳で初めて小規模保育園に預けた時はよく下痢してたなぁ。3歳でこの保育園に転園した時は保育園に行きたくないといって泣いたなぁ。転園直前はすごく楽しみにしていたから、そのギャップに戸惑ってしまった。保育参観にいったら名前を呼ばれても恥ずかしくてお返事ができなくて、私の膝にのって離れなかった。秋ごろにやっと慣れて、ほっとしたのを覚えている。4歳になって弟が1歳で入園してきて、そこからメキメキとお姉さんっぽくなったな…。

 

働きながらお仕事を続ける、とは決めていたけど、決して効率的でもなく出来がいいわけでもなく、いろんなことに時間がかかるタイプなので周りには色々ご迷惑をおかけしてきた。よろよろ運転でやっとここまでたどり着くことができた。今の会社に続々と産休育休を取るメンバーが増えて本当にうれしい。

娘はどのように感じているのかわからないけれど、私はこの選択をしてきて良かった。母の自分、働く自分、個人の自分。ぜんぶひっくるめて「わたし」なのだ。

 

娘は小学校入学をものすごーーーく楽しみにしている。ランドセルを背負い、中に文房具をつめこみ、予行演習をして張り切っている。「たくさんお友だちできるかな?」とワクワクしている姿はまっすぐで、まぶしい。

 

子育て中、いくどもそういうまぶしい、きらきらしたものに遭遇する瞬間があった。

 

月をきれいだね、といったり、ちょっとぶつけただけでだいじょぶ?と相手を心配したり、ママのこと大好きだからぎゅーってしたいの!とストレートに告白されたり。お風呂場で一緒に歌うのも楽しかった。片付けもだんだんにできるようになってきた。

 

4/1から娘は学童に通い始めた。

すっごく緊張していたけれど、顔見知りの2年生や3年生がどわーっと迎えてくれて頼もしかった。保育園の同級生ももちろん一緒だ。楽しかったようで、もう新しいお友だちができたの、と嬉しそうに報告してくれた。

 

来週は入学式を予定しているけれど、どうなるかわからない。そんな中でも、どうか新しい生活を楽しみに進んでいってほしい。

 

これまで寝る時には隣で寝て、手を繋ぐのがお決まりだった。

3/31の夜もいつものように手を伸ばしたら、「あしたから1年生だから手を繋がなくてもだいじょうぶ!」と言われてしまった。

ちょっぴりさみしい気持ちもありつつ、彼女のはりきっている姿がいとしくて、そっか、といって手を引っ込めた。

 

これからは、ちよっと後ろから見守っていくことが増えるかな。

卒園おめでとう。そして入学おめでとう。