うちのこ

2015年4月からワーキングマザーとして働くハハがお仕事や子育てやそれ以外をつづります

小学校になってどう変わった?ゆっくりマイペースな我が家の場合


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もう3月。小学校の入学説明会や学童の入所説明会が終わり、持ち物の準備に追われている頃でしょうか。私もムスコがついに保育園生活を終え、4月から小学校で新生活をスタートさせます。


ムスメの時には親の私もとても緊張してしまい、説明会の情報を聞き取るだけで精いっぱいだったのが、あれから3年がたち、以前よりも余裕をもって説明会をきき、場所の雰囲気も味わえるようになりました。

 

この記事は新小1のママさんによく聞かれる項目を中心に書いてみました。あの頃の自分のように、緊張と不安でいっぱいの誰かに届けば良いな。

登校どうする

人によっては0歳から5歳までの6年間、保育園とともにがんばって組み立ててきたスケジュールをめりめり壊してくるのが小学校。集団登校の地域もありますが、我が地域はばらばらに登校します。8時10分から20分の間に登校!と決められているため、その時間帯にあわせて7時40分ごろから通学路がこみ始めます。

 

我が家は私がコロナ禍でほぼ在宅で10時開始で朝に余裕があったのと、待ち合わせするような友達がいなかったため、最初はひとりで送り出していました。が、途中から登校しぶりになってしまったことをきっかけにつきそい登校を始め、3年生の今でも下の子の保育園送迎がてら途中までは一緒に歩いています。

 

各学年につきそい登校は数人はいるイメージです。ムスコが入学したら、きょうだいで玄関から登校してくれるようになるかな?と期待。

 

親の仕事にあわせて7時から保育園に預けていたママ友さんは、登校までの時間がひとりになってしまうためどうしよう…と悩んでいました。そういった場合は、同じマンションやご近所さんで仲間をつくって一緒に登校させるケースが多いです。少し早めに登校させて校庭で遊んでいる姿も見られます。

 

宿題はどうこなす?丸付けは子供にまかせてもいい?

平日は宿題タイムを新たにスケジュールに組み込む必要がでてきます。ムスメの場合は30分、多くて1時間半ほどかかっていました。(不器用で物事を理解するのがゆっくりなので長いですが、学校からは1年生レベルであれば10分で終わると言われていました)ひとりで進められる子であれば食後の洗い物をしながらでも大丈夫ですが、わからない場所は横に座って一緒にひもといてあげる必要があります。なので我が家は夕飯メニューを簡単なものにしたり、夫や母の手を借りて夕飯の片付けを交代制にしたりして、時間をつくるようにしました。

 

学童では宿題をやるように声かけをお願いすればやってくれますが、先生のようにわからないものをわかるまで説明はしてくれませんし、ついつい遊びに夢中になることも。3年生になれば友達どうしでやってくる時もありますが、わからない単元は友だちの答えを丸写しにしていた時も。

 

親が丸付けをやってください!と担任の先生からは強めにお願いされます。えええ?!と思うかもしれません。でも丸付けを親がすることで、子どもの「ニガテ」に早めに気づくことができます。特に算数は単元の積み重ねで、完全に子どもに任せていたら、うちの場合はニガテに気づくタイミングがもっと遅れていたように思います。

 

教科書の音読も毎日出ます。これにも理由があって、本人が理解できていない内容は読めない、ということのようです。たまに聞いたことにしてサインだけすることもあります。。

 

早期教育にいまいち関心がもてず(そしてそんな余裕もなかった)、ほぼなにもやらずに進学しました。もともと手紙をかくのが好きだったのでひらがな、カタカナは困りませんでしたが、漢字は練習のコツを掴むまで苦労しました。

 

3年生になった今では漢字テストのクラス平均が90点台がデフォで、出来なかったところは5回ぐらいかかされるので、一番省エネなのが100点をとること。

テストの前には親がつきそって繰り返し練習させることが必要になります。今は自分でテストの前に集中して書きまくる、という技を編み出したので親が付き添わなくても80~100点はコンスタントに取れるようになっていますが、短期記憶なので抜けてしまいがちで、まとめテスト前には改めて一緒に繰り返し勉強の時間を設けています。


また、我が家は算数につまづきました。教育以前に、体験が不足していたことが要因かなと思っています。
絵本は読み聞かせをするなど心がけてはいたものの、数量に関してはまったく意識してこなかった…。もっと料理やお菓子づくりを一緒にやってみたり、買い物でお金を出させるなどをさせておけば良かったです。


ムスメが宿題に取り組む間、保育園児のムスコはほったらかし。ひとり遊びをするたくましさが身についたと思うものの、当時はごめんね…という気持ちが強かったです。彼にはたくさんがまんさせてしまったなぁ。彼が1年生になったら、きょうだい2人で一緒に宿題してくれるかな。


子どもの友達関係。親御さんとどうつながる?

最初は同じ保育園出身のママさんたちと。連絡帳に書かれた文字が読めない!という場合にそなえて、内容を聞ける関係性のママ友さんがいると安心です。お互いさまなので、そんなに仲良くなくても大丈夫。


子どもからお友だちの名前が出てくるようになったら、保護者会に参加した時に相手の親御さんに声をかけてLINE交換をして遊びの都合をつける環境をととのえたりしました。道端で見かけて交換したこともあります。


ムスメは家で過ごすのが好きなので、これまでの3年間で2回ぐらいしか親御さんとLINEでやり取りをしたことがありません。1回だけ、まだ親御さんのLINEを知らないタイミングで待ち合わせの約束をしてきたことがあったのですが相手が忘れてしまってうまくいかず、親子でちょっと悲しい思いをしました。


ゆるやかな繋がりは助けになる

ムスメが算数がわからない、学校にいきたくない、と言い出してからは、ムスメをひたすら観察してひとりで抱えこまないことを意識しました。夫とは日々の出来事をLINEや朝のちょっとした時間で共有していました。

 

そして具体的な支援策については、担任の先生、スクールカウンセラー、発達支援センター、そして学童と様々な先生方に相談してきた3年間でした。入学1年目に、学校を起点としてどんな相談先やサポートがあるのかは調べておくと、いざという時のお守りになります。

 

自分一人で考えている時間も大事ですが、誰かに相談してみるとクラス全体でみるとどうか、この年齢の発達目安からみるとどうか、など違う視点でのアドバイスをいただけます。

 

特にスクールカウンセラーの先生には教室で授業の見守りも行っていただき、一番たいへんな時に支えていただきました。また、2年生の担任の先生との面談をきっかけに、学校内の学習支援教室へ通えるようになりました。

 

習い事はひとりで行かせられる?

わが家は1年生の6月から平日の夕方にバレエを始め、最初は途中までつきそってルート最後の直線道になったら見送っていました。1年生になったらそういうもんでしょ!という思い込みでそうしており、まだムスコも年小で小さかったためお迎えもおばあちゃんにお願いしていたのですが、結果これは時期尚早でした。その習い事自体、母親が送迎するのが当たり前だったのです…。

 

いまも時間をやりくりして私がお迎えを担当しています。送りは、3年生になって自分から自転車でいく!と言い出したのでひとりでいかせるようになりましたが、これも周囲からするとたいぶ早めで大丈夫?と心配されることも。

習い事の送迎や親の関わり具合については、事前に調査必須です。スポーツなどに本気で取り組む場合は、仕事との両立が難しくなるケースもあります。

 

学童の近くまで習い事の送迎バスルートがある場合は、学童から送りだしてくれることもあり、平日に習い事に通える可能性もゼロではないので、調べてみても良いかもしれません。


携帯は持たせるべき?

携帯電話は我が家は3年生まで持たせなくても大丈夫でした。自宅・学童・習い事が概ね徒歩15分圏内でおさまっており、空白の時間帯があまり発生しなかったからです。とはいえ、3年生になるとひとりで習い事への往復を始める子どもたちも出始め、キッズケータイを持ち始める子どももちらほら。まずはナシでやってみて、必要性が出始めたら与えるのでも良いのかなと思います。

スマホはLINEグループなどのトラブルをよく聞くので、うちの場合は当面持たせないようにしよう、と夫と決めています。

 

生活面のサポートは徐々に手離れ

「小学生になったら楽になる神話」の原因はココにあるのかもしれません。

確かに、小1から徐々にお風呂でもひとりで身体を洗えるように教えていって、小3の今では全て1人で入らせても大丈夫になりました。ドライヤーも自分でかけられるし、歯磨きも朝・晩ともに任せられます。着替えも一人ですべて完結しますしごはんも手伝うことなく一人で食べることができます。

 

学校の支度に関しても最初は一緒に確かめていましたが、今は完全に本人任せ。3年生になって忘れ物チェックがきびしい担任にあたってしまったので、本人なりに忘れないようにメモを書いたりして工夫している様子が見られます。

 

そういう意味では手がかからなくなるけど、そこの空き時間に「学びのサポート」が入ってくるので親のかける工数的にはあまり変わらないような。

 

ほおっておいても自分で支度ができて、勉強もこなし、You Tubeやゲームも30分以内で終わらせて夜21時には自分で寝る。もちろん皆勤賞で友人関係も良好。こうやって書くとそんな子いないよ!と笑い話になりますが、気づくとそんな理想の子を追い求めてはいないか?ふと反省することがあります。

 

まずは生活スケジュールをゆるめに決めて観察

いろいろと書いたのですが、子どもの特性をまずは観察するのと、就寝時間から逆算して時間帯ごとに家でやることをゆるーく決めておくのが良いのかなと思います。(ムスメの小学校には固定の時間割がなくて、毎日次の日の時間割を連絡帳に書いてきます。毎日の見通しがつきにくい!)

そして平日に容赦なく保護者会や授業参観が突っ込まれるので、できれば在宅勤務がえらべたり時間休がとれたりすると、仕事への影響も最小限になり続けやすくなります。3年生になったら全体の三分の一の親しか出席していなかったりする回もありますが…。これは家庭によって考え方も違うかなと思います!

 

親子ともども初めての環境。理想の子は妄想の中にしかいないと割り切って、目の前の子どもが困っていたら助けられるようにスタンバイしていればいいのかなと思うようになりました。とはいえ、次の小4の壁もなかなか高そう。ゆっくりマイペースで乗り越えていきたいです。