うちのこ

2015年4月からワーキングマザーとして働くハハがお仕事や子育てやそれ以外をつづります

チェリまほを観て、もっと愛していこうと思った話

最近、そばにいる最愛の存在に「好き好き!」「はーかわいい」って思ったのはいつだろう?

 

夜22時には子どもと一緒にバタンキューとしてしまう生活も早9年目。

1ヶ月に1〜2回、運よく寝落ちしないタイミングが生まれるようになってきた。

2週間前の週末にそのレアな日がやってきて、選んだのが『チェリまほ』。

アマプラのおすすめにレコメンドされるわ、ママ友におすすめされるわ、夫の好きなYouTuberの方も推してたわの全然関係がなさそうな三方向からのおすすめでポチっとな。

そしてそのままその日のうちに全12話を完走してしまったのだった。次の日が休みで本当によかった。こういうことをやりがちなので普段の日は自重しているのだよ…。案の定翌日は9時くらいまで布団の中。

 

安達を演じる赤楚くんが朝ドラに出ている俳優さんなのだとか、黒沢を演じる町田くんが劇団EXILEのメンバーなのだとかそういう情報も知らないで見始めたのだけど、ひたすらまっすぐな愛情表現にやられた。

誰かを好きになる瞬間ってこういう感じだったっけな、って思い出されるような。

男女の恋愛じゃないからこそ、何でもない出来事を何でもなくやってのけることがとても難しくて、ドラマティックに感じるのかもしれない。映画版では特に強く感じた。

 

お互いの親に挨拶をしに行く。きっと男女の恋愛だったらありふれすぎている題材(でも一般人にとっては一世一代のイベント)がめちゃくちゃ重要なエピソードとして丁寧に描かれている。黒沢と安達の生い立ちが気になるな〜…!原作マンガも読み始めたけど、つい速読しがちなので、ドラマや映画だと登場人物の思いや場の空気感をゆっくり味わえるのが良い。

 

最後に。このドラマで良いなと思ったことのうちのひとつが、主人公2人の脇を固める登場人物に嫌な人物が1人も出てこないこと。現実世界ではまだ追いついていないけど、このドラマの中ではみんながちょっとずつ優しくて程よい距離感を保ちながら同じ世界にいる。特に藤崎さんの存在はニュートラルでフラットで、今っぽさを感じた。

ドラマの制作者の方たちも意識していたのかもしれないけれど、こういう世界を実現できたらいいな。そうしたい。